無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

青春デンデケデケデケ

Free All Angels

Free All Angels

 新宿タワレコの試聴コーナー。1曲目"WALKING BAREFOOT"。切ないメロディー、疾走感あふれるギターリフ、タイトなリズム。たまらない。気がつくと、レジで2520円払っていた、そんなアルバム。
 10代でデビューして一時期落ち込んで、普通一回落ちたらそのままひねくれるものだけど、そんなバンドがここまで青臭く溌剌としたギターロックを再び鳴らせるのはすごいと思う。前述の"WALKING〜"、"BURN BABY BURN"、"NICOLE"などのロックンロールナンバー、そして"CANDY"、"SOMETIMES"のような胸キュンセンチメンタルナンバー、とにかくどれもこれも素晴らしくメロディーがいい。そして青臭く、切ない。このアルバムを聞いてるときに頭に浮かんだのがバンプ・オブ・チキンだった。もちろん歌詞とか、全然違うものだけれども、両者ともなりふりかまわぬ衝動が突っ走っているという意味で。最後の曲なんか"WORLD DOMINATION(世界制覇)"だよ?笑っちゃうしかない。最高のロックンロールである。傑作。