無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

ファイナル始まりましたー。LAでの2戦を終えて1勝1敗、そしてピストンズの聖地パレス・オブ・オーバーン・ヒルズでの第3戦、レイカーズプレイオフ史上チーム最低の68点に抑え、20点差の圧勝。ピストンズ強いです。そして今日、続く第4戦も88-80とものにして一気に王手。前評判を大きく覆す予想以上の強さ。僕も正直、ピストンズの強さを侮っていました。チーム全体が精神的にもかなり鍛えられている感じです。レイカーズに対してシャックを抑えるのではなく、シャックにやられても他を抑えればいいという戦法で戦っています。つまりがっぷり4つ、正攻法でぶつかっている。自分達の力に自信がなければなかなかこうはできません。レイカーズ相手にもそのディフェンスは全くひけを取りません。14年前、アイザイア・トーマス率いる「バッド・ボーイズ」の時とはやや趣が違いますが、ディフェンス主体の戦い方は同じですね。当時のリバウンダーがデニス・ロッドマン、今はベン・ウォーレス。どちらも身長が低いというところも共通項。リバウンドは身長じゃないんだなあと思いますね。しかしベン・ウォーレスのアフロはいつ見てもすごいです。きっとこれは自分の身長を少しでも大きく見せたいという新弟子検査のときの舞の海症候群みたいなものだと思います。

話を元に戻すと、これでレイカーズは苦しくなりました。数字だけで言えば、過去ファイナル史上1勝3敗から逆転優勝した例は1度もありません。次の試合もピストンズのホーム。一気に決まってしまう可能性もあります。