ゾンビ・オン・ザ・ラン。
ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2004/11/05
- メディア: DVD
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ショッピングモールでの群像劇はつまるところ「誰が生き残るのか」というサバイバルゲームを思わせるもので、選択肢の無いゲームをプレイしているような感覚で映画が進行する。銃砲店を営むアンディが街に群がるゾンビを撃ち殺していくシーンがあるが、これも言ってしまえばシューティングゲームの感覚。冒頭から何の説明もなくいきなりゾンビが現れるし、考える間もなく映画の世界に引き込まれてしまう。最初の数分の恐さがこの映画の決め手と言ってもいいくらいのスピード感。監督はCMやミュージックビデオ出身の人でこれが長編劇場映画デビューとなる。オリジナルに対するリスペクトはもちろんあるが、これは『バイオハザード』とかのゲームをプレイしてきた世代が作った映画なのかな、という気がする。
ラストの救いのなさも含めて、ストーリー的にはあまり驚く展開はないので、純粋にゾンビの恐さとスリルを味わえると思う。オリジナルを知っている人はいろいろ気になるのかもしれないけど、そうでなければシンプルに恐い映画を楽しめるのでは。