無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

というわけで昨日は台風のおかげで電気も水道も止まってました(今は復旧しました)。
電気がつかないのは別にテレビもネットも見ないでとっとと寝てしまえばいいのですけど水道が出ないのはまいりました。しずちゃん並に風呂好きの僕としてはこれは痛い。近くに銭湯もないし。というわけで昨夜は実家に避難していたわけですが。他の住人の方々はどうしていたのでしょうかねえ。とっとと寝てしまったのかな。
しかしあの、家に帰ったときにマンションはおろか街灯すらついていない、マジで真っ暗な景色というのはちょっと異様でした。プチゴーストタウン。きっとあのとき僕の家の付近を999に乗って空から見たら「鉄郎のような貧乏な人間達が住んでいる地域」のようにピンポイントでそこだけ真っ暗だったに違いありません。メーテルぅぅぅ!

北海道はもともと内地に比べて台風の被害というのは少ないのですが、今回は結構やられました。ところでニュースとか見てて思うんですが、行方不明になったり亡くなられたりっていう人はご老人が多いのですよね。ちょっと表の様子を見に行ったら戻ってこないとか屋根がはがれたので見に行ったら飛ばされたとかそういうのが多いみたいです。そもそも風で飛ばされるくらいなら見に行ったとしてもおじいちゃんあなた何も出来ないですから!無力ですから!残念!って感じですよね。世のご老人はそこに気づいてほしい。中には犬の散歩してて死んだという人もいたみたいですけど、これもどうなんでしょう。台風が来て一大事ってときにほのぼのと犬の散歩。台風のときくらい散歩しなくても犬も怒りませんて。おとなしく家でじっとしてればいいのにと思うんですが。
こういうことを思うのもウチの親が同じような理由で真っ先に死にそうだからです。今は大丈夫かもしれないけど70越えたら飛ばされたり流されたりしそうでヤバイ。楽しそうとか言ってる場合じゃないですよ。台風で飛ばされるってもメリー・ポピンズじゃないんだから。頼むからこういう自然災害のときはヤジ馬根性を見せないで家でじっとしててくれと切に願います。