無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

兄貴夫婦および姪っ子が実家に帰ってきたので帰省。(といっても車で30分ですが)
1歳9ヶ月の姪っ子はだいぶ人間の言葉を話すようになり、以前よりも意思疎通がスムーズに行える。僕を名前で呼んでくれるようになった。呼び捨てだけど。多分これは彼女が大きくなっても変わらないような気がする。それがとてもうれしい。初対面の僕の連れに対しても人見知りすることなく、贔屓目に見ても現在日本でレベルEクラスと思われるその愛嬌を惜しげもなく披露する。兄貴には悪いけれど、この笑顔が自分のものだったらなあと思う。

この笑顔を汚すようなことをする輩がいたら僕はそいつを許さない。幼い子供に対する惨い犯罪は後を絶たないが、万が一彼女にそんなことがあったら。その犯人を僕は許さない。兄貴より先に僕が真っ先に飛んで行ってそいつを殺すだろう。そんな想像に僕は全く呵責を感じない。

兄貴夫婦、僕の両親、兄貴の嫁さんの両親、彼女の周りの大人たちが彼女に注ぐ愛情を見るにつけ、僕はとても幸せに思う。そして感謝したい気持ちにもなる。僕が幼かった頃も、彼女のように愛情を注がれていたんだろうと思うからだ。今は素直に僕が彼女や、これから生まれてくるかもしれない自分の子供にそれを返してあげたいと思うようになった。返せるような人間になりたいと思うようになった。子供は人類の希望である。未来は彼らの手の中。

光あれ。