無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2005 in EZO〜(3)聖☆おじさんたちの夜。

■2005/08/19@石狩湾新港
 POLYSICSが終わったらさらに人が増えた。電気グルーヴ×スチャダラパーである。テントの半分から前の方はほぼ朝の通勤ラッシュ状態。とはいえ連れは小学校のときから電気グルーヴのファンだったというくらいの筋金入りなのでここは譲るわけには行かない。僕個人も電気はもちろんだが、スチャダラパーを生で見るのは実は初めてなのでちょっと緊張していた。
 基本的にシンコと卓球が後方でサウンドを司り、ボーズ、アニ、瀧が3MC状態でラップをかます。「ナンバーズ」からスタートし、2曲目の「聖☆おじさん」で最初のクライマックス。そして「B.A.P.」をはさみ、目玉である瀧とアニのディス合戦。台本があるかのようなMCから2人の絡みが始まり、まずはアニから。続いて瀧がマイクを持つ。特にアドリブはなくCDそのままの展開。最後はボーズが間を取り持ちつつ実は2人仲良しですちゃんちゃんという、絵に書いたようなB級コント。30半ばすぎて真面目にこんなことやってるあなた方は偉い。そんなグダグダな空気を「機材屋ロックンロール」「Love Love Session」というアルバム中でもカチッとしたサウンドの曲で引き締める。ラストはイントロが大歓声で聞こえなくなるくらいの「Twilight」。どちらかというとヒップホップ色の強いセットの中で、この曲のポップなキラキラ感がテントの屋根を邪魔に思わせるくらいの解放感を与えてくれた。
 一度テントに戻り、キャンパーのためのセッションめぐりでもしようと思っていたのだが、途中で再び土砂降りになった。テントで一休みしていたが全く止む気配がなく、そのまま寝てしまった。電撃ネットワーク、見たかったんだけどな。