無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

スペイン道中記(3)

 オプション小旅行として1泊2日でグラナダへ出発。マドリッドのホテルに荷物は置いたままでいけるプランなので1泊分の荷物のみ持って気楽にGOです。グラナダと言っても、ジオン公国が月面に設置した軍事基地のことではありません。嫁の強い希望で、どうしてもアルハンブラ宮殿が見たかったのだそうです。朝7:30発の電車でグラナダへ。早起きなので眠い眠い。マドリッドの中心、アトーチャ駅からグラナダまでは実に4時間半かかります。遠い。

 南スペインなんで、少しは温かいと思ったらやはり雨模様で肌寒いくらいでした。あとで聞いてみると、この時期雨が降るなんてのは結構珍しいことのようです。この日はホテルにチェックインするくらいしかやることがないので、まずはとりあえずぷらぷらと駅から歩いてみることに。アルハンブラ宮殿は丘の上にあり、その麓の広場を中心にグラナダの最もにぎやかな町並みが広がっているようです。地図を見ながらそのあたりまで歩こうと思ったのですが、多少雨が降ってきたのと思ったより遠かったのとで途中からバスに乗ることに決定。バスは市内一律1ユーロ。スペインの市内公共交通機関は、基本的に一律料金が多いようです。目抜き通りというか、結構にぎやかなところで降りて歩いてみると、ほらここにもあるじゃないですかエル・コルテ・イングレス。とりあえず入っとけという感じで飽きずにウィンドウショッピング。
 嫁は日本で発売されていない色のヘアカラーや化粧品など、ここでしか買えないものをとにかく買って帰りたいらしい。下着も。どうも、日本とはサイズの表記が違うらしく、日本だと65Bとか70Cとか書いてあると思うのですが、スペインでは32Bとか34Cとか書いてある。インチ表記で、しかもABCのカップも日本よりやや大き目らしいです(嫁談)。なるほどいろいろ違うのねー、と思いつつエル・コルテ・イングレス内のレストランで軽く食事。昼間から飲むビールは美味いです。そうこうしているうちに外はかなり雨が強くなってきていて、とっととホテルに行くことに。グラナダの町はかなり歴史が古そうで、歩いているだけでああー外国、って感じで面白かったです。地図を見ながら歩くと、エル・コルテ・イングレスから約10〜15分くらいでホテルに着きました。これが、かなり立派なホテルでびっくり。テレビなんか壁に設置された薄型テレビでした。テレビをつけてみると、スペイン語吹き替えのアメリカ映画を放送していました。レオナルド・ディカプリオが流暢なスペイン語を話すのはかなり違和感。しかし、日本で放送される外国映画の吹き替えを外国人が見てもきっと同じなのでしょうな。朝早かったのと疲れていたのとで、ベッドに横になっているうちに眠ってしまいました。明日は本番、アルハンブラ宮殿観光です。