無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

○F1x−0L●

 ダルビッシュと涌井の親友対決。平日だけど、これは見なければと思いドームに行ってきました。特にダルは長男が生まれてから最初のマウンド。昨年結婚宣言した時もそうでしたが、こういう絶対にお立ち台で話をしなければならないという時のダルは強い。はずでしたが、内容的には序盤は最悪。毎回のように走者を背負うピッチングで、悪いなりに抑えてはいましたがいつ点が入ってもおかしくないハラハラの投球。涌井のほうが安定感ありました。ウチの打線が振れてないというのもありますが、低めの変化球が面白いように決まってました。無駄な四球もないし2回から5回まではパーフェクト。なんにせよ1点勝負になるなという予感はしていました。
 ダルも6回、中軸を三者連続三振にしとめたあたりから本来の調子を取り戻す。9回まで投げ終わって0対0。出産祝いに勝ちをつけてあげたいところでしたがここでダルはお役御免。久にマウンドを譲ります。久も2人ランナー背負いましたが0で抑えました。危ない危ない。この回、ライオンズはボカチカが勝ち越しのランナーで出塁したのですが代走を送りませんでした。ここは佐藤友亮でも誰でも足の速い選手で1点取りに行ってもいい場面と思いましたが、謎ですね。
 ライオンズは涌井が10回も続投。先頭打者スレッジを四球で歩かせたところですでにちょっとおかしかった。この試合初めての四球。しかも一番やってはいけない先頭打者。こちらは当然代走紺田。小谷野がしっかり送って1アウト2塁。打者糸井の場面で涌井が痛恨の暴投(ARAKAKI)でランナー3塁へ。そのまま糸井、稲田と2者敬遠で満塁策を取りますが、鶴岡の代打高橋信二が意地のサヨナラヒットで勝利をもぎ取りました。大興奮。涌井は突然崩れましたねえ。ダルが先にマウンドを降りて、気が抜けた部分があったのかな。涌井が最後に打たれたのは132球目。奇しくも、9回でマウンドを降りたダルビッシュの球数と全く同じでした。1点を争う投手戦、しかも日本代表のエース同士、同い年親友対決という、しびれる試合でした。こういう好ゲームは年に何試合あるかってくらいですね。見に行って正解。

 今日からはいよいよセ・リーグも開幕。楽しみです。