無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

●F3−6L

 まず金澤すまん。謝る。5回1失点。ここまで投げれば十分。五輪期間中の先発ローテに入ってもおかしくないだけの投球だった。打線も苦手岸から3点を先制、行けるかと思ったが・・・。金森が打たれたのは仕方がないとしても、その後幾度となくあったチャンスを悉くつぶしたのはいただけない。7回は宮西、8回は歌藤が(珍しく)きっちりと抑え、流れが来るかと思った矢先にいずれもダブルプレーでチャンスをつぶす。特に8回、先頭打者の小谷野が出塁した後に金子がバントせずに強攻した場面(結果は左飛)。送って1死2塁で代打稲葉だと思ったけど。1死1塁から稲葉ヒットで1死1・3塁。ここで工藤が三振、盗塁した代走今成が2塁で憤死の最悪三振ゲッツー。これで実質今日の試合はジ・エンド。観客もここで相当数が席を立った。そんな雰囲気を察したか9回マウンドに上がった建山は明らかに集中力を欠き2点を献上。1点差で最後の攻撃ならまだわからなかったが、最後の戦意まで残らず吸い取られての敗戦。後味が悪いわ。
 ベンチも選手もどこかかみ合ってないような印象。打撃コーチは現状を何とかしようという意思なり策なりがあるのだろうか。少なくとも打てていない相手先発(Bs・山本省吾)への対策を試合前のミーティングで「みんな何かない?」って選手に聞く時点でそれがあるとは思えない(信じられないかもしれないけど、事実です)。西武のデーブ大久保はそういうことはないと思うんだよな。データ見て対策をを練ってそれをシンプルな言葉で選手に伝えて実行させる、今年の西武はそれを徹底している。失敗してもコーチが立てた作戦が悪いと言うだけで選手に非はない。部下の失敗の責を引き受けるのが上司の役目であって、ファイターズの打撃コーチのように部下に問題を丸投げし責を部下に押し付けるのはまともな組織のやることではない。聞いているのか中島、平野。
 ベンチがアホやから勝てんとはまさに今のファイターズのためにある言葉。梨田さんもいい加減いてまえと同じことやってもいまのウチでは無駄だということを理解してよ。そりゃ小学生に書道で呼び捨てにされますよ。

■今シーズンの観戦成績:15勝8敗(.652)