無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

五輪雑感

 中国だとほとんど時差関係なく情報が入ってくるのでいいですな。夜中とか明け方に見たい競技やってるとつらいですからね。しかし、個々の競技や選手(日本人じゃなくても)は見たいと思えども、今回のオリンピックそのものに対する興味が全くと言っていいほど出てこないです。世界最大の半日国家で行われている大会ですから仕方がないのでしょうが。盛り上がれば盛り上がるほど萎えていきます。
 期待通りの活躍をする選手、その逆の選手(いい意味でも悪い意味でも)様々ですが、柔道の内柴選手の金メダルは見ていて気持ちがよかった。柔道がスポーツ化してしまい、日本古来の柔道とは異なるものになってしまったとはよく言われることですが、その中であの決勝戦はあらためて「柔道は武術(=格闘技)である」ということを思い出させてくれたような気がします。ポイントとかウゼエこと言ってんじゃねえ、とばかりに相手からタップを奪っての完勝。柔道とは本来こういう「投げるか投げられるか」「極めるか極められるか」みたいな緊迫した勝負のはずなんじゃないでしょうか。アテネ五輪での内柴選手は決勝でよくわかんない「チョロっとがけ」みたいな技で一本とりましたが、今回は誰が見てもわかる一本。素晴らしかったです。
 そういえば、開会式の選手入場もTVつけっぱなしでちらちらと見ていたのですが、知らないうちに国の名前変わってたりとか分裂したりくっついたりいろいろあって驚きました。日本という島国で漫然と生きているうちに世界はそんなことになっていたのかと。どこだよこれみたいな国いっぱいありましたからね。名前知ってる国でも例えばベネズエラとか出てきたら
(嫁)「カブレラオリックス)の国だ」
(俺)「・・・石油がいっぱい出る」
とかですもん。夫婦そろって地理はダメです。

 今日はオグシオが負けてスエマエが勝ったんですね。ちょっとネットを徘徊していたらこんな画像がありました。どこのオグシオだ。