無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

 先日「やりすぎコージー」見ようと思ったらやってなくて、あれ?と思ってTVブロス見たらいつの間にかゴールデンタイムに移っていた。もうさあ、この深夜で人気ある番組をゴールデンに持っていくのやめません?このパターンで長続きしたケースってほとんど記憶に無いんですけど。「くりいむナントカ」だってあっという間に終わっちゃったじゃん。
 深夜番組はあの時間帯だからゴールデンとかでできないようなきわどい企画や内容ができたりして、それが人気を呼んでいるわけでしょう。ゴールデンに行ったら当然そういう内容はできないわけで、無難な薄っぺらいものに落ち着いてしまう。深夜での内容が好きだった人はつまらなくなって見なくなってしまう。深夜での人気を聞いて見てみた人も「何だこんなものか」と思って見るのやめてしまう。結果、視聴率は伸び悩み打ち切り。ということなんじゃないですかね。
 あと、個人的に思うのは、深夜とかでやっている番組とゴールデンは、そもそも見る人間が違うと思うのですね。例えば僕は仕事から帰ってご飯食べながらテレビ見ると23時台の番組になるわけです。大体の場合。ゴールデン見れる時間に帰宅できるケースってほとんど無いわけですよ。なので好きだった番組がゴールデンに行くとビデオに録って見るしかない。ゴールデンにテレビ見る人たちは深夜まで見ないでしょ。寝るでしょ。ウケるツボとかも違うと思うんですよ。なんか、基本的に上手く行かないリスキーな面しかないと思うんですけどね、ゴールデンへの移行って。番組やタレントの人たちにとってはグレードアップとか、CM料が全然違うとかあるんでしょうけど、見ている側には関係ないわけで。「ガキの使い」も「タモリ倶楽部」もあの時間帯でやるからいいわけでしょ。テレビ関係者の方々、ご一考願います。