無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

チャンスは今夜。

Franz Ferdinand Premium "TONIGHT" in JAPAN
■2009/02/10@札幌シネマフロンティア
 Zepp Tokyoで行われるフランツ・フェルディナンドのプレミア・ライヴを札幌・名古屋・大阪・福岡の各会場に衛星生中継するという企画。CD購入特典に応募したら当たったので行ってきました。CDに入ってる応募ハガキとか滅多に送らないのですけど、これはビギナーズラックなのかな。それとも、洋楽不況でCDが売れないので倍率が低くなってるのかな(札幌は満員ではなかったし・・・)。
 ライヴは、1stから6曲、2ndから3曲、新作から8曲という新旧ほぼ半々の構成。新作を聞いた限りではダビーな音像が目立って、以前よりもダークに聞こえたのだけど、ライヴで前の曲と地続きに聞くと、さほど変わった感じはなく、統一した印象だった。そもそもフランツのライヴを見るのは初めてなのだけど、レコードで聞くよりも骨太な印象。つんのめるようなダンスビートは相変わらずで、ギコギコとしたギターのカッティングが気持ちよく体を揺らす。途中「トーキョー!」の後に「サッポロー!ナゴヤー!オサカー!フクオカー!」とちゃんと言ってくれて、そのときはさすがにこちらも盛り上がった。「Do You Want To」「Take Me Out」の歓声はさすがに一段階大きく、「Michael」で踊らせた後「Ulysses」で本編終了。
 アンコール、「Outsiders」のラストではドラムソロに続いてメンバー全員がドラムの周りに集結し叩きまくる。個人的にはここが一番のクライマックス。カッコよかった。携帯公式サイトにアップされたセットリストには無かったけど、「No You Girls」をアンコールでもう一回やった。アレンジがちょっと違うダブヴァージョン。ラストは「This Fire」で盛り上がって終了。1時間強とはいえ、密度の濃いセットだった。
 映画館でライヴを見るというのは初めての体験だったのだけど、手拍子や拍手はいいとして、さすがに立ち上がって盛り上がるのは気が引けた。周り見てもたまに声出したりして盛り上がってる人はいたけど、基本ずっと座りっぱなしだし、Zepp Tokyoの盛り上がりとの温度差はいかんともしがたく。他の会場ではどうだったのでしょうね。最後までスクリーンの中の盛り上がりとは温度差があったままだったけども、面白かった。なんたってタダで見れたのだからそれだけで儲けモノです。

■SET LIST
1.No You Girls
2.The Dark Of The Matinee
3.Send Him Away
4.Come On Home
5.Do You Want To
6.Live Alone
7.Walk Away
8.Bite Hard
9.Take Me Out
10.Turn It On
11.40’
12.Michael
13.Ulysses

14.What She Came For
15.Outsiders
16.No You Gilrs(Dub)
17.This Fire