無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

●全パ8−10全セ


 行ってきましたオールスター@札幌ドーム。札幌ドームでのオールスター開催は2度目ですが、ファイターズが北海道移転した後では初の開催。地元チームの選手の活躍をオールスターで見れるのです。行かないわけには行くまいよ。オールスターの醍醐味は12球団それぞれのファンが各々のユニフォームに身を包み、一堂に会すること。地下鉄の中からドームへ歩く道すがら、いろんなユニフォームがいて楽しい。オールスター、て気分が盛り上がってきます。
 ホームラン競争はドラゴンズ・ブランコの優勝。中村おかわり君は1本しか打てず1回戦敗退。残念。しかしブランコのホームランはすごかった。バッティング投手相手とはいえ、札幌ドームの外野席を超えて通路に打ち込んでました。あんなの見たこと無い。いいとこフェンスに届くかどうか、くらいのライナーがぐんぐん伸びてそのまま最前席に入ってしまった当たりもあったし。このパワーは規格外です。明日の広島でも優勝の大本命ですね。
 いろんなセレモニーがありましたが、若松勉氏の殿堂入りはなかなか盛り上がりました。若松さんは北海道出身なので今でも大人気だし、北海道出身の野球殿堂入りは初なのだそう。そして国家独唱はこれまた北海道出身の松山千春。キー高すぎない?と思ったけど難なく歌いました。さすがうめぇ。そして始球式は宇宙飛行士の野口聡一氏。地味に豪華ですね。
 パシフィック先発のダルビッシュは打球が肩に当たるアクシデントもあり1回のみで降板。大丈夫か?なまら心配なんですけど。その分は田中マー君が3回投げて帳尻を合わせる。途中までは一進一退の緊迫した試合だったのだけど、ドラゴンズ川井とイーグルス有銘の初出場コンビが打ち込まれて一気に打ち合いの様相。パ1点リードのまま9回表、ファイターズ守護神の武田久がマウンドへ。ドームのボルテージも一気に最高潮。ここで抑えて試合終了してたら最高だったんだけど・・・。ヤクルト青木にまさかの2ランを打たれ、試合をひっくり返されてしまいました。当然MVPは青木。インタビューでも「KYですみません」みたいなことを言ってたけど、全くだよ!ここをどこのホームだと思ってんだよ!まあ、オールスターなんで勝ち負けは大きな意味を持たないんですが、地元の選手が打たれるのはいい気持ちではありませんな。高橋信二がベストプレー賞(よく定義がわからないが)をもらっていたのでよしとします。
 12球団マスコット(今年はファイターズ2軍マスコットのカビーも参戦したので計13人)勢ぞろいのアトラクションは例年のごとくグダグダでしたが、カビーとマリーンズのマー君の絡みはかわいすぎて悶絶ものでした。いやあ、癒される。オールスターの雰囲気で好きなのは、パもセも応援団が一丸となっていつもは敵のチームの選手にも声援を送り、応援歌を歌うとこです。打席に立つ選手によってチャンステーマもそのチームのものになっていくのです。他のチームのユニフォームを着たファンが稲葉ジャンプとかやってくれるとうれしいですね。来年は福岡と新潟かあ。どちらの球場も行ったことがないのだけど・・・どうしようか。どっちか行きたい!


 ファイターズ新旧背番号2の競演。鼻血ものです。高橋信二は捕手から内野手転向というのも、前任者と同じ道をたどりそうです。少なくとも梨田監督はもう信二を捕手で使う気はなさそうだよね・・・。

 この人は相変わらずキモかった。