無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

●F0−2G

 終わった。1年間の長いシーズンが終わった。憎き巨人に日本一をさらわれたのは悔しいけど、確かに今年の巨人は強かった。贔屓目抜きにして、ファイターズでなければここまでの戦いはできなかったのではないかと思う。第5戦の9回表までは互角以上の戦いだった。お互いのチームが自分たちのいい部分を出し合う、近年まれに見るすばらしい日本シリーズだったと思う。野球の面白さ、醍醐味、怖さを満喫できましたよ。
 最後はA級戦犯になってしまった稲葉にしても、そもそも彼の頑張りがなければここまで来れていなかった。そう考えると、責める気にはとてもなれない。シリーズでもいい働きだった信二と小谷野が表彰されたのはうれしかった。先日の藤井といい、昨日の勝さんといい、シーズン中から見てもベストと言えるくらい、安定感のあるいいピッチングだったと思う。チーム全体で戦った結果、一歩及ばなかった。悔しいけれど、これが野球ですね。終わってみれば、第5戦の逆転サヨナラ負けが全てだった。
 これから、チームは契約更改と来期の戦力確定の時期を迎えますが、ファイターズとしてはFAになっている藤井とひちょり、契約切れのスレッジの去就が大きな課題でしょう。主力はほぼ全員年俸が上がるだろうし、決して金持ちではない球団としては頭の痛いところ。でも、小谷野とか糸井とか、今年俸安くてがんばった選手は上げてほしいな。
 ファイターズの選手・監督・コーチ・球団関係者の皆さん、1年間、本当におつかれさまでした。ありがとうございました。感動しました。来年も年間パスポートで応援します。

 試合開始前、普通に売店で買い物してたクルーン。昨日は崩せたよな・・・。