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無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

9mmは変わり続ける。

9mm Parabellum Bullet 「Movement Moment Tour 2011」
■2011/09/12@Zepp Osaka
 会場に着いて、改めて客層の若さに驚いた。もちろん自分が一番年上なんてことはないのだけど、一人で立っていると不自然な気がするくらいには周りとのギャップがあった。そろそろきついかなー。
 なんてことを考えているうちに開演。怒号のような歓声が響き渡る。いつもと同じ、ドッシャメシャな演奏とテンションで押し切る9mm、と思いきや、決してそうではなかった。もちろん、序盤に繰り出した「Black Market Blues」や「Face to Faceless」、「Wanderland」など、一気にフロアを沸騰させるアンセムは健在だ。しかし、新作からの「銀世界」や「カモメ」など、しっとりとしたメロディーとアレンジで聞かせる曲が絶妙に緩急をつけていたのだ。新作も、メロディーラインに新しいスキルを見出していたアルバムだったが、それがライブにおける構成にもきちんと生かされていたと思う。全編暴れたい向きにはどう映ったのかはわからないが、僕はバンドとしての9mmの奥深さが出ていると思うのでこの新機軸は歓迎したい。とは言え、卓郎の「行けるか?!」という雄叫びと共に始まったクライマックス、「Vampire Girl」から本編ラストの「新しい光」まではこれまで以上のテンションで突っ走る。緩急の「緩」がきちんとできたことで、今までの武器であった「急」の部分がより際立っていた。メジャーでアルバム4枚を重ねたこともあり、選曲の幅も広くなった。今回は新作中心ではあるが、旧曲もあれがないこれがない残念だったと言う声も聞かれる。それはキャリアを重ねる以上逃れられないものだ。しかし彼らはアルバムごとに自分自身を変革し、常にアップデートし続けている。現在の9mmが常に最強なのだ、という揺るぎない自信に満ちていた。

■SET LIST
1.Survive
2.The Revolutionary
3.Black Market Blues
4.Endless Game
5.Face to Faceless
6.Wanderland
7.Wildpitch
8.Bone To Love You
9.銀世界
10.Muddy Mouth
11.Heat Island
12.Monday
13.星に願いを
14.キャンドルの灯を
15.カモメ
16.Vampire Girl
17.荒地
18.Cold Edge
19.Scenes
20.新しい光

21.Living Dying Message
22.Punishment