いやあ、売れてんなあ。ここまで売れるとは思わなかった。確かにセンスはいい。個人的にもこういったちょっとけだるい雰囲気のあるポップスは好きだ。英語と日本語がごっちゃになった詞のスタイルはどことなく
桑田佳祐を思わせるものもある。ボーカルの存在感は圧倒的。でもなんというか、アートワークも含めてオシャレ過ぎの感もある。本人達はそんなつもりもないんだろうけど、聞く側がすごく便利な聞き方ができる人たちだと思う。オシャレなアイテムとして楽しむこともできるし、これを良いって言うとセンスあると思われるみたいな、中途半端なマニア心をくすぐる部分もなきにしもあらず。そんな感じの薄い層を巻き込まなければなかなか100万という数字には届かない。何となくブ
リリアントグリーンの出てきた時の立ち位置に近いような気もする。スタートからこういう受け入れられ方をしたユニットはどこまで持続力があるかが勝負だ。そしてどこまで自分らを見失わないでマスとの距離感をつかめるか。さらに拡大する方向に行くのか、反動でインナーな方向に行くのか、次の一手が気になる。
とりあえず、本物、だとは思う。うん。ここで消費し尽くされないでほしい。