最強のポップス。
- アーティスト: ダフト・パンク,ロマンソニー,T.バンガルテル,G-M・ドゥ・オメン-クリスト,C.ソーサ・ake・DJ・スネイク,E.バードソング,A.ムーア,G.デューク
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/03/10
- メディア: CD
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サウンドの雰囲気がモロ80年代なもので、僕なんか聞いていて思わず頬が緩んでしまう。この、あまりにもモロだろ、と言いたくなる無邪気な引用が彼らの武器だとも言えるが、全くあざとさとか計算のようなものが感じられないので、聞いていてそのまんま盛り上がってしまう。松本零士をフィーチャーしたビジュアル戦略も含めて、どこまで確信的にやってるのかわからないけれども、この世界、先にやってしまったのもんの勝ちなんだからしょうがない。
この先生まれるポップスは全てこのアルバムが一つの基準になってしまうだろう。勝負する前からもう決定盤が目の前に出てきてしまったのだ。後から来る人間に対して容赦ない破壊力を見せつけている。この爆弾は。聞いている僕たちはそんなこと関係ない。ここにある甘美な調べにまかせて体を動かしていればいい。そうしているうちにきっと2001年は終わってしまうだろう。