無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

東西カンファレンス・ファイナルの組み合わせは以下の通り。

東:ヒート(1)−ピストンズ(2)
西:サンズ(1)−スパーズ(2)

結果としては順当に、カンファレンスの上位2チームがファイナルをかけて争うということになりました。西の方では僕はナゲッツ押しだったのですけど、番狂わせは起こりませんでした。スパーズ、そしてティム・ダンカンには甘く見ていましたすみませんと言っておきたいです。いや、でも本当にプレイオフでのスパーズの戦い方には感動すら覚えます。絶対に負けてはいけない場面で確実に勝つという。守備も攻撃も非常に安定しています。
実はすでに西カンファレンスでは第1戦が終わっていて、スパーズが121-114で勝利を収めています。サンズは、激闘だったマーヴェリックス戦から1日空けただけの強行スケジュールで、しかも最後の試合は延長まで戦っています。疲労が残っていてもおかしくない。この状態でホームでの1戦目を落としたのは痛いでしょう。しかも、スコア的には自分達の土俵のはずのハイスコアゲームでです。しかし、マヴスとの第6戦、残り十数秒で3点ビハインドから3ポイントで追いつき、延長で勝利したあの精神力は素晴らしいと思います。仮にファイナルに進めなかったとしても、ナッシュはMVPにふさわしい活躍をしていると言えるでしょう。現時点ではスパーズ有利でしょうが、第2戦をサンズが取って五分にすればまだわかりませんね。
東の方は、ヒートのシャキール・オニールのケガの具合が非常に気になります。カンファレンス準決勝まではオニールがいなくても楽に勝てましたがピストンズ相手だとそうはいかないでしょう。インサイドを完全に支配されてしまいます。オニールが健康な状態ならばヒート有利と見ますが、彼が間に合わずにピストンズのペースに嵌ってしまうと厳しいでしょう。どうなることやら。
ここまでくると個人的にはスパーズ対ヒートのファイナルが見たいです。ダンカンとシャックという、これまでは西のプレイオフでしか見られなかった対決をぜひファイナルで見たいですね。ここ数年間のNBAのベストプレイヤー2人の戦いは壮絶なものになるでしょう。ワクワクだ!