無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

ディノクライシス2

ディノクライシス2 PlayStation the Best

ディノクライシス2 PlayStation the Best

 まだ1回しかクリアしていないのだけど、うーむ。うーむ。いいのか、これで。「バイオハザード」シリーズからさらなる恐怖を!ってことで去年恐竜モノの「ディノクライシス」が出たわけだけど、これはもうやっててメチャメチャ恐かった。だって、恐竜デカイし動き速いし、いくら撃ってもなかなか死なないし、まともに行ったら全然弾が足りないしで、この先どれだけ恐竜が出てくるのか分からん、ていう不安感と相俟ってそれはもう背筋の凍る思いでプレイしていたのだ。
 それが今回はどうだ。弾は最初から結構あるし、恐竜を倒すとポイントが入ってそのポイントで弾丸なり武器なり、回復剤なりを補給していくというシステム。それはそれでアリなのかもしれないが、なんかちょっと凝った作りのアクションシューティングって感じになってしまっている。バンバン殺してうーん、爽快!なのだ。恐くないのだ。謎解きもなんだか陳腐だし。サクサク行きすぎる。前作よりいろんな恐竜が出てきてバラエティに富んではいるけども、戦闘自体がなんかミニゲームをずっとやらされているようで、どうもゲームの世界にはまりきれない。爽快感を追求するというコンセプトなのだろうし、その意味では成功しているとは思うのだけど、恐怖を忘れた時点でもうこのゲームはバイオ〜前作の流れの上では語れないのだ。この先バイオハザードの新作が出るのだとしたら、大丈夫なのだろうか。ちょっと不安になってくる。