M-1グランプリ2006
今年もリアルタイム更新。
■POISON GIRL BAND
1発目が厳しいのはどこでも同じだけど、特に彼らの場合は場があったまった状態で出て行くほうがいいと思った。ネタ的にもちょっと厳しかったかな。75点。
■フットボールアワー
戦隊ネタ。有名なので来た。そろそろ(笑)。確かにそうかもしれない(笑)。後藤店長(笑)。会釈(笑)。挙動不審(笑)。史上初のチャンピオン再挑戦。一定以上の成績を収めなければ自分たちのみならず過去のチャンピオンの価値をも下げかねない。というのはプレッシャーじゃないかと思ったけど、鉄板の安定したネタでまとめてきたって感じ。92点。
○敗者復活決定
ライセンス!これは少し予想外。「ガキ使」で世話になっている松本の前でいいところ見せられるか。
■ザ・プラン9
5人での漫才を極めた結果の決勝という気がする。3人だと、コントの方がいいと思うんだよね。ただちょっと、急いでた感はあったか。85点。
■麒麟
アズスーンアズ(笑)。南アッパー(笑)。このネタも結構やられてますな。いつも彼らは1本目の方がいいからなあ。昨年ほどのインパクトは無かった。麒麟にとっては平均点って感じ。90点。
○ここでPOISON敗退。しょうがない。
■トータルテンボス
レンゲ使え(笑)。ポンコツラーメン(笑)。上手くなってるしまとまってるし。いいとは思うんだけどな。言葉遊び的な部分て結構諸刃の剣かも。勢いが削がれることがある気が。87点。
■チュートリアル
なんぼか包むわ(笑)。近未来(笑)。ブログに書いてええけ(笑)。食いつき方が異常。食いつくポイントが変。というワンアイディアで押し切るのはすごい。それをやれる徳井がえらい。去年の評価をさらに確実にしたのでは。93点。(フットボールより上)
■変ホ長調
かつてのダウンタウンが横山やすし曰く「チンピラの立ち話」だとしたらこれはまさに「大阪のおばちゃんの立ち話」か。素人ならではの後の影響を考えない毒が最大の魅力と見た。これはプロになったらダメ。最強のアマチュアとしてプロの壁となるべき。86点。紳助の「ボークやからね」「セットポジションで投げてない」という言葉が非常に的を得ていると思った。
○ライセンス、大渋滞のためチャリで登場。なまら息切れてる(笑)。これはかわいそうかも。
■笑い飯
箸太郎くんと箸次郎くん(笑)。お茶碗が急にしゃべりだした(笑)。ウルグアイパラグアイ(笑)。最後の畳み掛けはさすがだな。序盤がちょっと…。91点。
○笑い飯、最終決戦進出ならず。麒麟と1ポイント差。うーん。うーーーん。仕方ない。
■ライセンス
ドラえもんバリエーションネタ。うーん。面白いけどね。麒麟を超えるかというと。89点。これ、DVDでピーだらけにはならないのかな。テレ朝だから大丈夫なのかな。
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○最終決戦はチュートリアル、フットボールアワー、麒麟。
■麒麟
台詞を噛んだからだ(笑)。無視すな(笑)。国道(笑)。お互い噛んだりするなど緊張の色は隠せない。でも、それをアドリブで回避するあたりコンビとしての完成度が高まってることは感じさせる。それだけでちょっといい話。
■フットボールアワー
ボケとツッコミのバランスがいいよね。「漫才」ってこういうものなんだよな、と実感する。今「花王名人劇場」があったら彼らが大賞を取るだろう。貫禄。チャンピオンはダテじゃない。
■チュートリアル
「しょーもないやつおるよね」という前フリから、それとは関係ない方向へネタが進行していく快感。これ、いい。レベル高い。今日からオレがお前のチリンチリン(笑)。文句ないだろ。チュートリアルで決定。7人全員で決まりじゃない?
と思ったらやっぱりパーフェクト。そりゃそうだろ。もし、フットボールと同レベルのネタがあったら無意識的にもフットボールじゃない方に入れるという心理が審査員に働くんじゃないかという予想があったのだけど、そもそも杞憂だった。そんな必要なかったくらいの圧勝。フットボールは負けたけど、元チャンピオンの威厳は守ったと思う。麒麟は力負け。あれに勝てるネタが彼らの中にあるのか?を見直さないとこの先はないと思う。笑い飯も同じ。彼らのスタイルは間違いなくこの10年で漫才に起こった革命のひとつなんだけど、そこに甘んじてないか。「奈良県立歴史民俗博物館」は歴史に残るネタのひとつだと思うけど、あれをどんなステージでもできるようになってほしい。
チュートリアルは昨年も面白かったし、以来注目していたんだけど、今年の化け方は想像以上だった。最高に面白かったです。おめでとうございます。
上の個人的な点数を順位にすると下記の通りでした。
1位 チュートリアル
2位 フットボールアワー
3位 笑い飯
4位 麒麟
5位 ライセンス
6位 トータルテンボス
7位 変ホ長調
8位 ザ・プラン9
9位 POISON GIRL BAND