無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

いろんなところでそこそこ話題になっているようですが、能代工(山王みたいな所)出身でハワイ・ブリガムヤング大学にバスケ留学し、昨年は日本リーグで新人王を獲得した田臥勇太デンバー・ナゲッツと日本人として初の契約を結んだというニュースです。しかし、それがイコールNBA入り、というわけでは全く無く、これから約1ヶ月続くトレーニングキャンプで12人のロースター入りしなければ開幕ベンチにいることすらできません。実際、ナゲッツポイントガードはアンドレ・ミラーとアール・ボイキンス(田臥より低い165cm!)が既に決まっており、残る枠はせいぜい一人と言われています。地元のニュースでも取り上げられてたりするようですが、正直彼が開幕ロースターに残る可能性は限りなく低いと思います(もしそうなれば本当にすごいことだと思いますが)。でも、日本人初のNBAプレイヤーというのはバスケットファンにとっても夢であります。サッカーでイタリアに行くとか、野球でメジャーに行くとか、今では珍しくないことが夢であった時代というのは確かにありますが、それとすら何光年も離れているほどありえないものだった夢です。田臥には、ここでダメでもCBAなりNBDLなり、下部リーグでプレイできるなら試合に出続けてなんとかチャンスをつかんでもらいたいですな。