無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/barks/20040311/lauent007.html

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BBCのデジタル・ラジオ局6ミュージックが「人生を救った曲」と題して行なったリスナー投票で、ザ・スミスの「I Know It's Over」がトップに選ばれた。同曲は、落ち込んだとき聴くには最適な音楽だという。

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ほう。そーですか。落ち込んだときにはザ・スミス。いいですね。ある意味そのとおり。ちなみにザ・スミスを知らない人のために解説すると

・僕は今でも病んでいるのかな?
・美しい娘たちは墓を掘る
マンチェスター、お前は償うことが多すぎる
・クラブに行ってみなよ。君のことを愛してくれる人がいるかもしれないよ。でも君は結局1人で家に帰り、泣き、そして死にたくなるんだ
・教育なんてタチの悪い過ちだ
・食肉は殺人だ
・女王は死んだ
・もし2階建てバスが僕らにつっこんで来たとしたら、君の隣で死ねるなんて最高に素敵な死に方だ
・家に帰りたいなんて思ったことはない。僕には家なんてない。
・始めてもいないのにもう僕は飽きてしまった
・ガールフレンドが昏睡状態だ。大変だ。

こんな歌を歌っていた人たちです。「2階建てバスが〜」というのはザ・スミスの曲の中でも屈指の名曲と言われている"There is a light that never goes out"という曲のサビなのですが、この曲が世に発表された時、2階建てバスに身投げして自殺したファンが相当数いたという事実があります。そういうバンドです。そして少なからず僕の人生を変えたバンドであります。久々にまた聞きたくなって来ました。

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ところで上記の投票結果ですが、ランクを見てみると大雑把に言って「落ち込んだ自分よりもはるかに絶望的な状況を歌った陰惨な歌」と「すぱーっと悩みなど無い陽気な歌」に2分されているようですね。僕の場合どちらかというと前者かなという気がしますが、個人の資質によるものなのでしょうかね。こういうのを突き詰めると精神分析まで行ってしまえそうなのでやめますが、興味はあるかな。