無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

世界の中学2年と小学4年を対象にした2003年の国際数学・理科教育動向調査で、日本の中2数学の平均得点が1999年に比べ9点、95年に比べると11点もダウンし、4位の台湾と15点差の5位だったことが分かった。国際教育到達度評価学会(IEA)が15日付で公表した。小4理科も95年調査より10点低く、順位は2位から3位に落ちた。
 文部科学省は「経済協力開発機構OECD)調査で見られた高1の読解力低下とともに厳粛に受け止め、具体的・効果的な対策を取る」とした。授業改善のための指導資料の作成や学習指導要領の見直しなどを進め、再び「世界トップレベル」の学力を目指す。
時事通信

中山成彬文部科学相は「ゆとり教育」を反省し、新学習指導要領の全体的な見直しを進める考えを表明した。十五日付で発表された小・中学生を対象とした「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS2003)で中二理科が前回の四位から六位に低下、平均点も中二数学と小四の算数・理科で前回よりダウンするなど、小・中学生の基礎学力低下が明らかになったことを受けたもの。歴代の大臣で学力低下を認めた上で、ゆとり教育の見直しを打ち出すのは初めて。
産経新聞

ゆとり教育」なんて最初からダメだろうと誰もが思っていたと思うのですが、こうして明確に数字で出てしまうとさすがに考え直さざるを得ないでしょうね。
たとえ「円周率が3」であってもそこにすらついて行けず落ちこぼれる生徒はいるし、逆に本来もっとできるはずの生徒も学校で教えられる内容が薄くてその能力を伸ばせずじまいになってしまう。日本人的なみんな仲良く差をつけちゃいけない最大公約数が最良の答えだという教育の結果がこれ。そら見たことかです。
子供なんてバンバン競争させればいいんですよ。運動だって勉強だってその中でどうしたって差が出てくるし、差というものはあるという事実を最初から教えておくべきです。教育現場がやるべきことはその中で落ちこぼれたものをいかにフォローし、別の分野での前向きな生き方を提示し後押しするかということでしょう。その中で初めて自立した思考を持つ人材が育成されていくのではないかと思うのですがね。

日常生活でも学力低下を感じることはありましてね。
コンビニで買い物しててこっちは1円単位まで考えてキリのいいおつりをもらおうとお金を出してるのに「はァ?」みたいな顔されるとホントむかつく。「代金962円なのはわかっとるわい1000円出して38円のおつりもらえばすむ話やけどもそしたら財布に小銭増えるやん今1円玉4枚あるのにそこに38円きたら5円玉1枚1円玉7枚になるやんメッチャうざいやんだから1円玉2枚出すのは当たり前やんでも1002円で40円おつりもらったら今いる10円玉3枚の立場ないわな10円玉7枚てありえへんやんかここは50円玉に登場してほしいやんかだから1012円払ってるんやんけ!」という話ですよ。カレー買ったのに箸しかつけないとかありえないべっつー話ですよ。