無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

●F2−3L

 この札幌ドーム6連戦はWE LOVE HOKKAIDOシリーズと題して特別ユニフォームや各種イベントを行っていたのですが、この土日デーゲームも屋外での様々なアトラクションや屋台などで大賑わいでした。天気もよかったし、外でビール飲みながら観戦。一足早いフェス気分。最高ですわ。

 しかし試合は最高ではなかった。グリンは球審秋村の可変ストライクゾーンに悩まされながらも粘投を続けたが、西武佐藤(GGじゃない方)にまさかの一発を浴び、降板。打線も8回裏稲葉執念のタイムリーで追いついたが後が続かず、10回に武田久が1点を失い悔しい延長負け。もうね、今日は(今日だけじゃないが)投手陣は責められない。ごめんグリン。こんな攻撃陣でホントごめん。今日の2点も全部稲葉が打ったもの。これ以上がんばったら稲葉さんのおしりが4つに割れちゃうよ!と心配しながらも彼に頼るしかない貧弱打線。ぶっちゃけ言うと、ダルと稲葉さんが抜ける五輪期間、他のチームも主力が抜けるとは言え最もその影響をかぶるのはファイターズなんじゃないかという気がしてならない。だって、その穴を埋めてくれそうな選手がいないもの。他のチームはそこそこ他のメンバーが思いつくくらいいるんですよ。ウチいないもの。やばいんじゃないかな。今日でホークスに抜かれて3位転落。8月はAクラスも危ういかもしれない。暗黒の時代が来そうな気がしてならない。4時間を越える試合を落としたダメージで帰りの足取りは皆一様に重かった。ホント、ぐったりでしたよ。
■今シーズンの観戦成績:15勝9敗(.625)


 そんな気分を少し、いやかなりやわらげてくれたのは中日ドラゴンズ山本昌投手が199勝目をあげたこと。今年は年間パスを買ったこともあってかなりファイターズにシフトしてますが、一応まだ中日ファンをやめたわけではありません。しかし阪神がKY過ぎてセ・リーグの灯が消えかけている現在、中日ファンの今季の楽しみはもはや昌さんの200勝だけといっても過言ではないでしょう。あとひとつ。今のピッチングなら時間の問題。オールスター明け最初の登板であっさり決めてしまうかもしれません。僕にとってはリアルタイムでそのキャリアを見続けてきた偉大な投手ですし、今後の人生でも彼以上の左投手は(少なくとも僕の中では)出てこないといってもいいくらい、好きな選手です。今中慎二と同じくらい好きでした。この文章書いててもウルッと来てますが、記録達成の際にはマジ泣きしてしまうかもしれません。昌さん楽しみにしています。
 ちなみに今日の試合は阪神の先発は元ファイターズのエース金村暁。1点リードで勝ち投手の権利を得てマウンドを降りたが後続が打たれて逆転負け。阪神移籍後の初勝利は持ち越しとなりました。嫁と2人で「金村『絶対に許さない。顔も見たくない』って言ってるな」と笑ってました。