無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

●F1−2H

 今日明日は8月3日が37歳の誕生日である稲葉を主役とした「稲葉シリーズ」。試合中にもスクリーンに稲葉の少年時代の写真やヒストリー映像が映し出されたり、ドーム内でも写真パネル展が催されるなど稲葉一色に染まった札幌ドーム。地元愛知県からはご両親も観戦に訪れていた。これで稲葉4タコだったらシャレにならないなあ、などと思ってたのですが。
 試合の方は、先発藤井が(少なくとも僕の見た限りでは)今年一番のピッチング。ストライク先行でテンポも良く、自分のリズムで打ち取っていたように見えました。球速の割に三振が多かったので、キレもよかったのかもしれません。藤井専属キャッチャーとなっている大野との呼吸もかなり合ってきたように見えます。6回3安打無失点。上々でしょう。しかしこちらもスレッジのソロホームランの1点のみ。継投で逃げ切る策に出たのですが・・・。
 試合のポイントは2つ。8回の表、ホークスの攻撃。2死2塁で松中を迎えた場面。昨日もダルからホームランを打ち、この日もすでにヒットを打っていて好調の松中。ここは松中と勝負するよりは次の小久保で勝負したほうが有利と思いました。松中を迎えたときに吉井コーチがマウンドに行きましたが、その確認かなとも思ったのですが。フルカウントからホームランを打たれ、一気に逆転。1塁が空いてるので歩かせてもいい場面で、しかもストライクで勝負はないでしょう。一番打たれちゃいけない打者に一番やられてはいけないホームラン。最悪です。
 もうひとつはその直後、8回裏の攻撃。ひちょりと稲葉連続ヒットで1死1・3塁。犠牲フライでも同点の場面。代打坪井。これが何の策もなく初球を打って内野フライ。アホですか。それでもベテランかと。坪井よ。そりゃウルフルズ活動休止するよ。終わってみればあの松中への1球に泣いた試合。こういう試合で先発に勝ちをつけてあげられないのは野手陣反省ですよ。まあ、連勝が止まるときはこんなものです。
■今シーズンの観戦成績:5勝5敗1分(.500)