無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO(3)〜復活のレピッシュ

■2007/08/18@石狩湾新港
 8時起床。途中何度か(寒くて)目が覚めたのだけど、たっぷり9時間くらい寝た。まったくもってテント万歳(毎年、ライジングサンでしか使わないのだけど)。散歩がてらレッドスター側の飲食エリアで読売新聞を読みながら朝食。ケバブとうどんとビール。朝から飲むビールは本当に美味い。テントに帰ろうと橋を渡ると、ちょうど祭太郎のラジオ体操が始まるところだった。結構人が集まっている。ラジオ体操、かと思ったらその前になぜか「風の谷のナウシカ(by安田成美)」で恥ずかしいダンス。ちゃんとラジオ体操もやりました。
 
 すでに本日から参加の人たちも入場してきていて、レジャーサイト前はかなりの行列。そんな中、我々夫婦はテントでゆっくりしていたのだけど、ちょっとゆっくりしすぎた。スガシカオ参加だ、と息巻いてグリーンオアシスに行ったものの、すでにいっぱいで中に入れなかった。そう、今年のグリーンオアシスは昨年までのテント型ではなく、木造の小さなライブハウスになっていた。結局中に入る機会がなかったので、どのくらいの広さで何人くらい入るのかはわからないが、ちょっとこの変更はいただけなかった。しょうがないのでタワレコブースでタオルもらったりしてレッドスター勝手にしやがれを聞きながら昼飯をとった。ジャンボ豚串とオム焼きそば。とビール。嫁はテントで一休みに戻り、僕はレッドスターレピッシュ。腰痛のため上田現が今回不参加になってしまったのは残念だったが、秋からはツアーも行うということで久々のうれしい活動再開。「KARAKURI」のSEに乗ってメンバー登場。「CONTROL」、「MAGIC BLUE CASE」、「ハーメルン」と、『からくりHOUSE』〜『make』時の全盛期の代表曲をのっけからたくさんやってくれてうれしかった。恭一のギターのキレもよかったし、上半身裸になったMAGUMIも思いっきり絞れていてロックっぽい、野性味溢れる体だった。ちょっと頭頂部が薄くなっていたのが気になったけど、いやいやまだまだ。終盤では客席にダイブし、もみくちゃにされるなど、やんちゃぶりも健在。ラストでは勝手にしやがれのホーン隊も参加し、デビュー曲「パヤパヤ」でシメ。彼らをリアルタイムでは知らない若いロックファンも「めちゃめちゃ楽しかった」と言ってたのを聞いたが、確かに、全然今聞いてもカッコよかった。ツアーのあと、新作レコーディングの予定とかあるのだろうか。
 
 サンステージに移動。嫁と合流し、アジカン観戦。現在、目下新作のレコーディング中というアジカン。この日は新曲もやったし、ヒット曲も惜しみなくやったし、ちょっと地味目でも人気のある曲もやったし、それなりに考えられたセットだったと思う。がしかし、これと言う決め手に欠けたような印象のステージだった。なんというか、心ここにあらず的な気がしなくもなかった。活動的には次の新作から新しいモードに入るはずだと思うのだが、どうもひとつ壁を感じているのかな?という気がしなくもなかった。いいピッチングはしているけれども援護がなくなかなか勝てないピッチャーのような感じだった。ラスト3曲の流れは結構必殺だと思うんだけど、そこに至る流れがブツ切れだったような気がする。ちょっともったいなかった。

■SET LIST(ASIAN KUNG-FU GENERATION
1.リライト
2.エントランス
3.夏の日、残像
4.センスレス
5.アンダースタンド
6.或る街の群青
7.夕暮れの紅
8.ライカ(新曲)
9.Re:Re:
10.君という花
11.ループ&ループ