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- アーティスト: Rage Against the Machine
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2000/12/07
- メディア: CD
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これを置き土産にしてザックはバンドを去った。実質、レイジというバンドはひとつの終わりを迎えざるを得ないだろう。このアルバムを聞くほどによっく分かるが、トム、ティム、ブラッドの3人は現在のシーンにおける最強のロックアンサンブルトリオのひとつである。しかし、レイジの攻撃性とアティテュードはザックというMCの言葉とシャウトによるところが大きかった。それを失ったバンドは、もうレイジではないのだ。この事実をきっちりと見せてくれたという意味でこれをレイジの最高傑作というのもアリだという気がする。レイジに関してはこの事実上のバンド終結という事件があまりセンチメンタルなものに感じられないのだけど、それもこのバンドの特異性なのかなという感じがする。バンドが終わった。解散した。ということではなく、このメンバーでやることはもう終わった、ミッションコンプリート。という感じなのだ。ザックも、残った3人も次のミッションを遂行するために前進してくれるだろう。今はそれを期待するしかない。
僕はというとこのアルバムを聞いてジャンプし拳を握り、来るべきライブアルバムに思いを馳せるしかなく。全くもって諦めが悪いのである。