ブッチャーズは荒野を行く。
荒野ニオケルbloodthirsty butchers(CCCD)
- アーティスト: bloodthirsty butchers,hideki yoshimura
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/01/29
- メディア: CD
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ブッチャーズというとカルト的な人気を持つ孤高のバンドというイメージが強かった(と、個人的には思っている)。このアルバムが開かれた印象を持つとは言え、そのバンドイメージが大きく変わったとは思わない。タイトルにもあるように、彼らは自分達の立つ場所が荒野であると認識しているし、その中で誰かと徒党を組んだり、目的のために自身の意思を曲げたりなどと言うこともない。やはり孤高のバンドだなと思う。
ナンバーガールのラストライブでの向井秀徳のMCにおいて数々のバンドの名前が挙がっていた。ブッチャーズもその中に含まれていた。彼らが多くのアーティスト達からリスペクトを受けている理由は、このアルバムを聞いても分かるだろうけど、『kokorono』、『未完成』など、過去の傑作もぜひ聞いてみて欲しい。歪んだギターノイズの重なりがこんなに美しいものだと感じさせてくれるバンドは本当に少ない。