無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

昨シーズン終了間際にソニックスからバックスに移籍したゲイリー・ペイトンがバックスと再契約しない意向を示した。ソニックス時代の恩師ジョージ・カールが望んでのトレードだろうし、そのままバックスに残るのだろうと思ったので意外。

そしてペイトンが移籍するのがなんとLAレイカーズだと。そして、ジャズのカール・マローンもレイカーズに移籍が濃厚だとか。レイカーズはロバート・オーリーと再契約しなかったし、フォワードのポジションをひとつ空けていたのは確かだ。なんでもマローンは移籍の条件としてペイトン獲得をレイカーズに要求していたようだ。実現すれば最低年俸での契約をしてもいいと。マローンにしてみれば盟友ジョン・ストックトンが引退し、現役生活の最後に優勝を狙えるチームへの移籍を渇望していたのだろう。金は要らない、欲しいのはチャンピオンリングのみ。マローンほどの選手ならそう言っても誰も文句は言うまい。

しかし、これで来期のレイカーズコービー・ブライアントシャキール・オニールゲイリー・ペイトン、カール・マローンという、ほとんどドリームチームかオールスターかというものすごいロースターだ。オラジュワン、ピッペン、バークリーが顔を揃えたときのロケッツや、ここ数年のトレイルブレイザーズのように、スター選手が集まるとどうしてもエゴのぶつかり合いが生じ、思ったほどの成績が得られない事が多いが、ジョーダンとピッペンとロッドマンをまとめたフィル・ジャクソンならこのビッグ4をまとめてしまうかもしれない。

まだFA市場が動き出す前からとんでもないことになってしまった。他のチームはどう動くのだろう。FA、トレードでの補強次第では来年、西の勢力地図は大きく変わるかもしれないなあ。