無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

ブライアン・ダウン

開封していない新譜の山を横目にミッシェルを聞きまくっております。
個人的に一番好きで、おそらく一番聞いているのは『GEAR BLUES』だ。まだ重い荷物を背負う前、奔放にロックンロールとセックスしまくっているミッシェルがここにいる。ドロドロにドス黒くヘヴィーなビートの中、もつれながらダンスする感覚。崖っぷちのサイケでリア。ラストの「ダニー・ゴー」の疾走感。いつ聞いても僕をロックンロールの渦の中に無造作に放り込んでくれる。ミッシェルのアルバムはどれもそういうものだけど、このアルバムが僕にとっては一番しっくり来る。

1年ごとに職場が移動してたりした時期があったので、『GEAR』は川崎、『カサノバ』は札幌、『ロデオ・タンデム』は新横浜とアルバムによって記憶とリンクする風景が変わっていて面白い。