無事なる男

敗北と死に至る道を淡々と書いています。

 パレードに引き続き、翌日はファンフェスティバル2006に行ってきました。

 ヒルマン監督や選手のトークショー、ストラックアウト、ベースランニング、キックベースボールなど、微妙な演目が並ぶ中、一貫してうるさかったガンちゃんこと岩本勉元18番。まあ、今年はファイターズのおかげで仕事もたくさんあっただろうし、よかったね。途中、ファイターズガールのダンスの時にベンチから出てきて絶妙なダンスを見せていたルーキー今成捕手。2軍にもいい素材がいるじゃないか!鎌ケ谷に行く機会はないので、こういうところで2軍の選手が見れるのもいいものです。
 全体として、スタンドで黙って見ているような企画が多く、選手と撮影会とかサイン会とかそういう直接触れ合う機会は全て入場券に書いてある番号での抽選だったので、ウチらのように外れた人は物足りなかった面も大きかったですね。サイン会なんて時間決めて、選手入れ替わりでずらっと並ばしてやってもいいのにね。
 キックベースボールの時の小笠原は、珍しくはしゃいでいて、なんというか、これが最後のファイターズのユニフォーム姿なのかな、と思うとちょっと寂しかったり哀しかったり。

 小笠原が移籍するのは、ファイターズの戦力がマイナスになるというのはもちろんですが、個人的には行き先が巨人だというのが最大のネックです。巨人に行ったら、先にFAで巨人に移籍した選手(ex.川口、広澤、江藤、清原…)と同様に、小笠原ですらその力を発揮できずにダメになってしまうのではないか、と思うのです。ファンはしょうがないとして、フロントにしても原監督にしても、あまつさえ現役の選手たちでさえ、今の巨人が抱えている問題の全てが小笠原一人獲得するだけで解決して、来年一気に優勝できるとか勘違いしてないか。そういうチームだろ巨人ってところは。んなとこでプレーすることが選手としての幸せになるかどうか僕にはイマイチわかりません。今の時代、巨人で現役終わったからといって引退後の生活が保障されているわけでも無いですしね。そういう意味ではむしろ、ファイターズで現役を終えて北海道に根を下ろして引退後も北海道中心に解説やコメンテーターをする方が職の需要は高いといえるのではないかと。今現在、ファイターズ専門のローカル解説者は広瀬哲郎氏とガンちゃんくらいしかいませんからね。まだまだ未開拓の分野ですよ。今後、ファイターズの選手にはそういうところも踏まえて進路を考えてもらえればと思います。