廃棄物13号。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2002/09/25
- メディア: DVD
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今回はコミック版の「廃棄物13号」編が元になってるとは言え、ストーリーはかなり変更が加えられていて、脚本を務めたとり・みきのSF感、怪獣モノに対するリスペクトなどが感じられるものになっている。演出は前述のようにリアリティを追及する方向だが、押井守作品のように監督自身の世界観を前面に押し出すというのではなく、アニメによる演出の追及というようなきめ細かいこだわりが随所に感じられる。
ストーリーがとにかく重く、救いがないもので、見終わった後もカタルシスとか爽快感とは程遠く、ものすごく後味の悪いものだった。だからと言ってこの映画が悪いというんではなく、むしろいい映画だったと思う。あまり話題になってないみたいだけど、パトレイバーファンは見て損はないでしょう。