必見。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2002/11/22
- メディア: DVD
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しかし、この映画はそれだけで語られるような代物ではない。演出も、アクションも、ギャグも、とにかく過剰。特にギャグは、なんというか、もう突っ込むことすら許されないような次元まで行ってしまっていて腹を抱えるしかなかった。今時バナナの皮で人が滑って転ぶことを真面目に描写している映画なんて、21世紀になった現在、想像できます?初めての試合でボロボロにやられた少林チームがどこからともなく聞こえてきたお経で覚醒するという設定も、もう、オレはどうしたらいいんだって感じ。
香港映画史上最大というCGシーンも見所なわけだけれども、その使い方がまたすごい。ヒロインが太極拳で饅頭を作るシーン(これ自体すごいけども)にCG とワイヤーアクションを使いまくりなのだ。さすが香港というべきか、他の国の映画ではまずやらないような、それでいて実に正しいアクションの使い方だと思う。えらい。設定が荒唐無稽だし、映像も輪をかけてすごいのでストーリーの方は正直どうでもいい。まあ、シンプルに悪役がはっきりしていてラストは実にすっきりするのでOK。
見終わってしばらくたっても、「いやあ、なんかオレすごいもの見ちゃったなあ、どうしようかなあ」なんて、途方に暮れてしまう。チャウ・シンチーすごい。すでに「2」の構想を練ってるらしいけど、いや、これは作るべきでしょう。あと、全編にわたって、ブルース・リーへのオマージュと思しきシーンがたくさんあって(というか、そのままのキャラクターもいるし)、嬉しくなってしまった。