あくまでも外伝。
真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 ディレクターズ版 初回限定版 [DVD]
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: DVD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
その、ラオウの知られざる一面を引き出すオリジナルキャラとして北条司デザインのレイナというヒロイン(?)が出てくるのだけど、どうもイマイチ存在感が無いというか、存在意義が分からない。結局彼女との絡みを通じてラオウの何を伝えたかったのか。怖そうに見えるけど、実は優しい人なんだよってこと?純愛の章とか言ってるけど、それならユリアが出てくるべきなんじゃないのかなと思ったり。全体に脚本が甘いという感じがします。
新キャスティングに関しては、阿部寛のケンシロウは実はかなりいいと思う。ただ、宇梶剛士のラオウはいただけない。声優でない役者が吹き替えをしたときの悪い面がすべて出てしまっている。これならオリジナルアニメ版の内海賢二氏にやってもらえばよかったのに。それもあって、ラオウが主人公の外伝でありながらその存在が薄い気がしてしまうのだ。あと、挿入歌で「愛をとりもどせ!」のNEWバージョンが流れるのも往年のファンが盛り上がるのを狙ってのものだろうけど、あの高いボーカルの人が既に脱退してしまっているためか、ずっと「愛で空が落ちてくる〜」の繰り返しなのがちょっと。あのハイトーンで「お〜れとの愛を守るため〜」に行くからこそ興奮するわけですから。