ロック仙人の極意。
- アーティスト: THE HIGH-LOWS,真島昌利,甲本ヒロト
- 出版社/メーカー: キティMME
- 発売日: 2001/09/05
- メディア: CD
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「十四才」はあのフレーズでもってやはり奇跡の名曲として鎮座しているが、驚くべきは他の曲にも全て同じようなマジックがきちんと用意されていること。ヒロト作マーシー作に限らずだ。ライブでの押し引きは関係なく、この二人はきちんと同調して拮抗して本質を追い求めている。そしてバンド全体がそれを音像化するために同じ歩調で進んでいる。決して衰えぬ探求心には敬服するばかりだ。しかしそれがもうミュージシャンとしての彼らの血肉となっていることがこのマジックを可能にするのだろう。それは誰も追いつけない、仙人のような境地だ。
ところで、「フルコート」は個人的にアレン・アイバーソンのテーマ曲としてぜひとも認定したい。というか、ヒロトは絶対今年のNBAファイナルを見てこの曲を書いたに違いない。と思うんだけど、いかが。