過去と未来を繋ぐ音。
- 出版社/メーカー: PI,ASM
- 発売日: 2002/02/22
- メディア: DVD
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ドキュメンタリーの中心はテルミン博士の愛弟子で、テルミン奏者のクララ・ロックモア(1998年没)と、モーグ・シンセサイザーの発明者で、現在もテルミンを製造・販売しているロバート・モーグ氏の二人。クララの演奏シーンは素晴らしく緊張感があり、同時にテルミンという楽器そのものへの、そしてテルミン博士への愛情をつぶさに感じることが出来る。ラスト、50年の時を経て二人が再会するシーンは感動的だ。ひとつの楽器と、その発明者を巡る数奇な運命。時を隔てて鳴り続ける未来の音色。どんなジャンルであれ、音楽というものに興味のある人なら絶対に見て損はない映画だと思います。
個人的に楽しかったのは「グッド・バイブレーション」でテルミンを使用したブライアン・ウィルソンが語り倒すシーン。絶対なんかやってるとしか思えない超ハイテンションで意味不明にしゃべりまくる。すごくドラッギーに浮きまくっていた。
映画に関する小冊子と、楽器のテルミンについての小冊子(竹内正実氏監修)、そしてなんとテルミンの回路図(笑)の3点セットの豪華プログラムはマスト購入アイテムです。作っちゃおうか?テルミン。