機動戦士ガンダム THE ORIGIN

機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) (角川コミックス・エース)

　「ガンダムエース」で連載中のファーストガンダムストーリー。ストーリーそのものはもうわかってしまっているものなので、読んでいてびっくりするものはない。ただ、テレビ版とちょっと設定が違っている部分もあって、その辺はテレビ放送時に安彦氏が納得行かなかったところを思う通りに描いている、のだと思う。ニュータイプとか、ララァの解釈などは結構変わってくるのかもしれない。まあ、まだ連載ではガルマが出てきたあたりなので気長に待つしかないのか。
　「アリオン」とかは結構好きだったのだけど、基本的に僕は安彦良和という人はイラストレーターだと思っているので、コマ割のマンガだとその絵の魅力が半減してしまう気がしなくもない。しかしまあとりあえず、安彦良和氏の絵でガンダムが描かれている時点で僕の世代の人間にはかなり来るものがあるだろう。セリフも聞き慣れたものがそのままだったりするので、思わず口に出てしまったりも。ただ、なんで今さらという感じも拭えないところではあるのだけど。貞本義行版「エヴァンゲリオン」のようなものだと思えばいいのだろうか。コミックスは買ってしまったけど、イマイチどう接していいのかよくわからないマンガだったりします。